インターナショナルセーフスクール(ISS)とは
ISS(International Safe School)とは、(体および心の)ケガ及びその原因となる事故、いじめ、暴力を予防することによって、安全で健やかな学校づくりを進める活動です。ISS認証とは
セーフスクール(ISS)に認証されるということは、けがや事故のリスクがない100%安全な学校として認められるのではなく、安全な学校づくりのための仕組みが確立され、機能していることが認められたということです。現在、世界で約130(2013年4月現在)の学校がISCに認証されています。日本では、大阪教育大学附属池田小学校が初めて認証を受けて(2010年3月)おり、続いて厚木市立清水小学校が同年11月18日に認証されました。また、2012年11月27日には東京都豊島区立朋有小学校が認証されました。
ISSとしての認証は3年ごとに見直され、活動が停滞している場合、活動の質の低下等が認められる場合は、認証が取り消される場合があります。
ISS活動推進の8つの指標
- 教師、生徒・学生、事務・技術スタッフ、保護者の協働を基盤とした、安全向上に取り組む運営体制が整備されている
- 取組の方針(政策)は、セーフコミュニティの文脈に基づき、自治体や教育委員会等の方向性と一致している(明文化されている)
- 長期かつ継続的に運営されるプログラムによって、両性・すべての年齢(学年)、環境、状況がカバーされている
- ハイリスクのグループ・環境および弱者グループを対象としたプログラムがある
- 根拠(エビデンス)に基づいた取組を行っている
- 事故・暴力や自傷などによる外傷の原因の頻度・原因を記録するプログラムがある
- 学校政策、プログラム、そのプロセス、変化による効果について評価する方法がある
- 地域内、国内・国際的なネットワークに継続的に参加する