スウェーデン　ＳＣトラベリングセミナー　見聞録１７

　高齢者施設を見学した後は、市庁舎へ戻り高齢者への安全活動や生きがい活動の説明を受けた。リードショッピングでは65歳以上が7,493人、80歳以上が2,174人、そのうち在宅ケアを受けている人が950人、施設ケアを受けている人が450人、緊急通報を利用している人は848人であるらしい。
推計すると高齢化率は約20％強と日本の平均よりまだ低い。介護サービスを受けている人は約18.7％と日本の介護保険認定率（23年６月介護保険事業状況報告：17.7％）と比べてやや高い程度である。
高齢者の安全サービスとして消防士の活動である家庭内の配線サービスや蛍光灯の交換などの様子を聞く。
次いでシニアセンターでの高齢者の活動をボランティアの婦人から聞く。ある日の活動では帽子の日としてセンターへ集まる高齢者がそれぞれお気に入りの帽子をかぶって参加する。またある日はイベントとしてノーベル賞の受賞を模して王家の仮装でパーティを行ったりしている。

スウェーデン　ＳＣトラベリングセミナー　見聞録１８

　その日の夜は、市長も同席する晩餐会であった。外に飛び込み台のあるプールなどがある体育館のような施設であるがレストランもある。
形式ばった窮屈な感じの食事ではなく比較的カジュアルな感じの晩餐会であった。
少し食事が進んだところで、地域の高齢者の方たちが健康づくりとして取り組んでいるダンスが披露された。見かけはかなり高齢のようだがメンバーの足取りは軽く、スムースな動きに驚く。
一通り食事が済むと、訪問者がお礼をかねて、それぞれ参加した国のお土産を市長にプレゼントして交流を深め、楽しい最後の晩餐であった。